雇用保険とは(失業保険)

雇用保険は、強制保険制度です。労働者が失業した場合や雇用継続が困難となる事由が生じた場合等に、生活や雇用の安定と就職の促進のために失業等給付や職業訓練などを失業者へおこないます。

雇用保険の加入要件

雇用保険の加入要件は
1週間の所定労働時間が20時間以上であり、31日以上の雇用見込みがあること」とされており、この労働条件に当てはまる労働者は原則として強制的に雇用保険の被保険者となります。平成29年より65歳以上の高齢者も雇用保険の対象に加わりました。また、個人事業主とその同居親族や会社役員(雇用実態による)は自社の事業所の雇用保険に入ることはできません。

雇用保険料の支払い

雇用保険の被保険者と雇用主は、支払賃金額に応じて雇用保険料の納付義務が生じます。雇用保険料は、事業主が申請し、労働者に支払う賃金から被保険者負担分を天引きし、事業主負担分と合わせて事業所が納付する仕組みです。